不動産は借入金を活用してリターンを得られる数少ない投資対象です。近代経済がそうであったように、自らの経済的信用によって低利の資金を得て、より高い利回りで運用することができれば大変有効です。
個人ベースで、それができるのは唯一、不動産投資のみと言っていいでしょう。
自己資金は比較的少額で取り組むことができ、融資返済は他人の支払賃料で賄いながら、さらには、賃料と返済の差額によって副収入を残せる不動産投資は、PL(損益計算表)上で純利益を作り、かつ長期借入金を減らすことでBS(貸借対照表)上の自己資本を厚くしていけるのです。
さらに節税効果もあるとなれば、 将来の資産形成にむけたこの上ないクレバーな投資行動といえるのです。
ロンドンやニューヨーク、パリに比べると東京の不動産は割安とよく言われます。狭い国土に経済、人口が集中している香港やシンガポールにおいては、普通の人は手が出ないほどに不動産が高騰していることを考えれば、まだ東京の不動産は上昇余地があるかもしれません。
2020年から21年にかけて日本はコロナ禍に見舞われましたが、不動産、特にマンション価格は上昇しました。暮らすということが見直され、実物資産としての安定性、堅実性が評価されたのです。
株式市場も久しぶりの高値圏にあります。老後2000万円問題も耳目を集めました。今すぐにでも資産のアロケート(配分)を考えなければならないのです。